シャワーヘッドの選び方

自宅のシャワーホースに取り付けられるかチェック

 

シャワーヘッドを選ぶ際は、自宅のシャワーホースに取り付けられるかをチェックしましょう。まずチェックするべきなのが、使用中のシャワーヘッドのメーカーと型番です。取扱説明書がなければ、シャワーヘッドとホースをつなぐ部分で確認できる場合もあります。

メーカーと型番を確認したら、シャワーヘッドが取り外せるタイプか一体型かを調べます。取り外せるタイプだった場合、ネジの規格もチェックしておきましょう。付属のアダプタで接続できることがほとんどですが、メーカーによっては特殊なアダプタを要するケースもあります。

一方で、一体型だった場合は、ホースごと交換する必要があります。ホースごと交換する際は、ホースが長すぎたり短すぎたりしないよう注意しましょう。

なお、賃貸物件に住んでいる方でもシャワーヘッドの交換は可能ですが、退去時には原状回復が必要です。交換前のシャワーヘッドは、必ず保管しておいてください。

 

種類の違いをチェック

美容目的なら「ウルトラファインバブル」「ナノバブル」

 

美容目的なら「ウルトラファインバブル」や「ナノバブル」を発生させる機能付きのシャワーヘッドがおすすめです。「ウルトラファインバブル」と「ナノバブル」は、どちらも直径1μm未満の泡を指します。

微細な泡が毛穴の奥の汚れを取り除いたり、角層に浸透してうるおいのある肌に導いたりと、スキンヘアやヘアケアに役立つ効果が期待できるのがメリット。毎日の入浴で手軽に美容ケアができるため、肌や髪をいたわる時間が取れない方にもぴったりです。

なお、シャワーヘッドを浴槽に入れれば、肌触りなめらかなシルキーバスが楽しめるのも魅力。自宅での入浴をより心地よいモノにしたい方にもおすすめです。

水道代を抑えたいなら「節水モデル」

 

水道代を抑えたいなら「節水モデル」のシャワーヘッドがおすすめ。シャワーの穴を小さくしたり、穴の向きや並びを調節したりすることで水圧を高め、少ない水量で使用できるようにするモノです。効果はモデルにより異なりますが、約30〜50％の節水が期待できるとされています。

なお、節水モデルのシャワーヘッドは、電気代やガス代の節約にも役立つのが魅力。温水シャワーを浴びる際の水量を抑えることで、電気やガスの消費削減が期待できます。

髪へのダメージが気になるなら「浄水」「塩素除去」

 

「浄水」や「塩素除去」機能付きのシャワーヘッドは、髪へのダメージを抑えたい方におすすめです。塩素にはタンパク質を破壊する作用があるといわれています。そのため、残留塩素が含まれるシャワーでの洗髪は、髪が傷む原因になる可能性があります。

浄水機能や塩素除去機能付きのシャワーヘッドを使用し、残留塩素を除去することで、髪への刺激を抑えられます。また、皮脂を落としすぎる心配が少なく肌にもやさしいため、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめです。

水圧を高めるなら「水圧アップ」

 

自宅のシャワーの水圧を高めたいなら、「水圧アップ」ができるシャワーヘッドをチェック。水圧の高いシャワーヘッドの魅力は、リフレッシュにつながる心地よい刺激です。ボディソープやシャンプーをしっかり洗い流せます。

また、水圧アップと同時に、節水効果が期待できるモノが多いのもポイント。シャワーの水圧にこだわりたい方はチェックしてみてください。

角度調節ができるかチェック

 

シャワーヘッドを選ぶ際は、角度調節できるかチェックしておくのもおすすめ。フックにかけたままシャワーを使用する際など、両手を離しても狙った位置で浴びられるのがメリットです。

また、自分の入浴だけでなく、子供やペットをお風呂に入れたり風呂掃除したりするときに役立つのも魅力。さまざまなシーンで活躍が期待できる便利な機能なので、ぜひチェックしてみてください。

重さとサイズをチェック

 

シャワーヘッドを選ぶ際は、重さとサイズもチェックしましょう。シャワーは片手で使うシーンも多いため、手首に負担がかからない程度の重さやサイズのモノを選ぶことが重要。実際に使用する際は、ホースや水の重さが加わることも考慮する必要があります。

シャワーヘッドの重さやサイズは製品によってさまざまですが、120〜250gほどのモノが一般的。軽すぎると水圧に負けてしまい扱いにくかったり、重すぎると片手で支えるのが大変だったりするため注意しましょう。

取り回しのよさを考えると、170g前後を目安にするのがおすすめです。なお、子供や高齢の方が使用する場合は、150g程度のモノがおすすめ。手首への負担も少なく安心です。

水流や水圧の切り替えができるかチェック

 

水流や水圧の切り替えができるかどうかも、シャワーヘッドを選ぶ際に重要なポイント。洗顔するときは弱め、風呂掃除するときは強めなど、用途や好みに合わせて使い分けできるのがメリットです。

洗う部位によって細かく水流や水圧を調節したい場合や、家族で水圧の好みが分かれる場合にもぴったり。さまざまな浴び心地を楽しんで、贅沢な気分を味わいたい方にもおすすめです。

水止めボタンの有無をチェック

 

節水効果を重視するなら、水止めボタンの付きのシャワーヘッドを選ぶのがおすすめ。手元にあるボタンで、簡単にシャワーの水を止められるのがメリットです。

わざわざ蛇口をひねる手間がないので、シャワーを出しっぱなしにしてしまいがちな方にぴったり。水道代やガス代、電気代などを抑えたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ホース付きかチェック

 

シャワーヘッドを選ぶ際は、ホース付きかどうかもチェックしましょう。ホース付きのシャワーヘッドは、購入するシャワーヘッドに対応するホースを探す手間が省けるのがメリット。間違ったホースを選んでしまうリスクがなく安心です。

なお、ホースごとの交換が不要な場合は、シャワーヘッド単品の購入がおすすめ。ホース付きを選んでしまうと価格が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

分解できるモデルだと掃除しやすい

 

掃除しやすいシャワーヘッドを求めるなら、分解できるモデルがおすすめです。シャワーヘッドには、水垢をはじめ、皮脂汚れや石けんカスが溜まっていきます。シャワーヘッドを快適かつ清潔に保つには、定期的なお手入れが不可欠です。

掃除をせず放置してしまうと、水の出が悪くなったり水がまっすぐ出なくなったりといった不具合が生じる可能性があります。シャワー板が外れるなど簡単に分解できるモデルなら、お手入れも簡単。時間をかけずにサッと掃除ができます。

シャワーヘッドを交換するときの注意点

 

シャワーヘッドを交換するときは、水流を調節する止水栓を閉めてから作業するようにしましょう。止水栓を閉めることで、不意に吐水状態になってしまうのを防ぎます。また、シャワーヘッドの中に水が溜まっている場合があるため、濡れてもよい服装で作業するのがおすすめです。

なお、賃貸物件に住んでいる方は、事前に管理会社や大家にシャワーヘッドの交換をしてもよいか確認しておくと安心。退去時には原状回復する必要があるので、備え付けのシャワーヘッドを必ず保管しておきましょう。

 

シャワーヘッドを交換するメリットとは？

 

シャワーヘッドを交換することには、さまざまなメリットがあります。まず期待できるのが、節水効果です。手元にシャワーを止めるボタンが付いているモノなどもあり、手軽に節約できるのが魅力です。

また、シャワーヘッドの交換は、シャワーの水圧が物足りない方にもおすすめ。水圧アップシャワーも、シャワーの穴を小さくして水圧を上げる仕組みのため、節水シャワーと同じく水量を抑えるのに役立ちます。

さらに、近年注目されているのが、スキンケアや頭皮ケアが可能なシャワーヘッドです。細かな泡を発生させて毛穴の汚れを取り除くなど、美容効果が期待できる製品が人気を集めています。なお、敏感肌の方や健康志向の方には、浄水機能や塩素除去機能付きのシャワーヘッドもおすすめです。